PVCレザー・ファブリックのお手入れについて

コラム
2024.08.23
更新日:2024.08.26

より美しく、より長くご利用いただくために

当社では椅子張り用のPVCレザーやファブリック(布地)を主に販売しております。

業務用の素材のため、耐久性に優れているという特徴がありますが、定期的なお手入れを行っていただくことで、『より美しく』『より長く』ご利用いただくことが可能になります。

素材を扱う当社だからこそ

一般的な「レザー」等のメンテナンス方法は、ネット検索でも調べることが出来ますが、素材を専門に扱う当社の経験則に基づいたより具体的且つ素材を傷めない方法に着目したメンテナンス方法をご紹介いたします。

PVCレザーのお手入れ

PVCレザー(一般的にビニールレザーや塩ビレザーと呼ばれます)の特徴として、耐水性に優れ、元々汚れにくい性質のため、多くの場合は乾拭きや水拭きのみで問題ありません。

油性のしつこい汚れを落とす場合、床やテーブル等に使用できる中性またはアルカリ性の市販の住宅用合成洗剤をご使用ください。

アルコール噴霧や次亜塩素酸ナトリウムは、素材の劣化を促進、硬化やひび割れ、変色の原因にもなりますのでご使用はお控えください。

PUレザーのお手入れ

PUレザー(一般的に合皮やソフトレザーと呼ばれます)の見た目は、PVCレザーとの区別が難しいため、品質表示等でご確認ください。

両者を比較すると、PUレザーの方が柔らかく、マットでしっとりとした風合いが特徴になります。

水分により劣化(加水分解)しますので、可能な限り乾拭きで汚れを落としてください。

乾拭きでは落ちない場合、PVCレザーと同様に合成洗剤を使用した後、乾拭きでしっかりと水分を拭きとってください。

湿気を避けていただくことで、より長くご使用いただけます。

なお、アルコール噴霧や次亜塩素酸ナトリウのご使用も可能な限りお控え下さい。

ファブリック(布地)のお手入れ

ファブリック(布地)は、綿・アクリル・ポリエステル・ウール等、様々な素材で構成されているため、汚れやすくメンテナンスが難しいのが特徴です。

多くの場合、洗剤をしみこませた布で上から叩いて汚れを落とす方法になりますが、あまり効果的とは言えず、内側のクッション材に汚れが移行し、後々汚れ戻りが発生する場合もあります。

効果的な方法は、定期的なブラッシングや掃除機による汚れの吸い取りになります。

汚れの元となる塵や埃をためないようにしてください。

素材に関する各種問い合わせを承ります

椅子やソファーの張地に関し、メンテナンスや汚れ等のお困りごとがございましたら、対処方法などを個別にご案内させていただくことも可能です。

また、当社では耐アルコール性に優れた素材や次亜塩素酸ナトリウムに対応した素材などもご用意しており、今後においてもお客様のニーズに合わせた、機能性に優れた商品の開発を予定しています。

様々な環境に適した素材をご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。